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街づくり企業

街づくりに見る宗像市の変貌~東郷と赤間の光と影(5)

2010年10月15日 10:55

<駅前より幹線道路を中心に発展する赤間地区>

 赤間地区と東郷地区との大きな違いは、商業施設などを含めて中心部となりうる場所だ。東郷地区の場合は、まず発展したのは駅前からで、ここに色んな店舗などが集積し始め、それが徐々に拡大していった。ところが、赤間は駅前より先に幹線道路沿いから発展し始めたのだ。約30年という時代背景の違いも当然あるのだが、ここが大きく違い、街としての発展の可能性を比較すると赤間の方が魅力を感じることになる。

 東郷駅周辺が発展し始めたのは1965年以降で、当時は鉄道などでの移動が主流で、マイカーはまだ一軒に一台など程遠い時代だった。そのため、駅前から開発が進み、店舗などを含めた商業施設も駅周辺に集まった。
 また、行政側も駅前から住宅地の開発を行い商業施設などの開発は後回しといった感じで進められた。これは、東郷だけでなく当時のベットタウンと呼ばれる街の大半はこうだった。
 ところが、時代が変わりマイカーが一軒に一台どころか、成人者に一台という時代に代わり、車による生活へと大きく転換された。これにより、駐車場の問題や幹線道路ではない駅前などの商店街や店舗は敬遠され、寂れていくパターンは全国各地で問題となっているほどだ。
 一方、赤間地区では街の開発が進み出したのが1990年代後半からで、もう車社会に入っていたから、街が車社会を想定したものとなっている。その結果が、駅前ではなく駅の北側に走る県道沿いから発展していくこととなった。しかも、商店などもしっかり駐車スペースを確保している。
 市も、開発より道路整備に力を入れ、道路幅の拡張などを行なった結果、この県道沿いには大型施設を含めた商業店舗が集積し、赤間地区の中心的存在となっている。住宅地はこの外側に配置されているため、住宅と店舗が混在するような形ではないため、それぞれの店舗などは駐車場を含めて相応のスペースが確保され、車を利用しての便利さは、一昔前の街づくりの形態だった地区と比較すると格段に利用しやすくなっている。
 こうしたことが、同じ市の隣接地だけに赤間地区の発展を浮き彫りさせ、東郷地区の衰退を目の当たりとすることとなる。

(つづく)

【石崎】

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