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家づくり企業

画期的な構法、安価で自由なコンクリート住宅~(株)加藤建築事務所(上)

2010年11月25日 12:47

 足元では持ち直しの動きが見られるものの、依然として厳しい住宅着工件数。しかし、このような状況下でありながら、新しい構法のコンクリート住宅で注目を集めている企業が北九州市の(株)加藤建築事務所である。最短工期は60日、魅力的なコストパフォーマンスでコンクリート住宅の既製概念を払拭。普通のビジネスパーソンの手が届く価格帯でのコンクリート住宅の特徴と、今後の展開をレポートする。 

(株)加藤建築事務所 代 表 加藤 史衛氏<建築士の役割>

 (株)加藤建築事務所は現代表・加藤史衛氏が2002年4月にArchiAlliance加藤設計事務所として創業したのが始まり。その後、08年7月に法人化し現商号となった。
 これまで一級建築士として様々な実績を積んできた加藤代表には、住宅に対する強い想いがあった。それは「住宅を含めた建物の質を高め、長持ちさせることは、社会の様々な問題を解決できる」という信念であった。生きていくうえで「住」にもっと焦点を当てていくことが、建築士としての加藤代表の社会的役割であると考えているのだ。「夢ある住宅」、「理想の住宅」を追求するなかで、高性能かつ低コスト住宅の提供に画策した結果、コンクリート住宅「Aeterno House(アエテルノハウス)」の開発に至った。

<コンクリート構造住宅「アエテルノハウス」>

「アエテルノ ハウス」 この住宅の特徴は、土木用L型擁壁にヒントを得たPCa(プレキャストコンクリート)とS(鉄骨)とのハイブリッド構造システムによる「PCa+S構法」であり、木造の価格で鉄筋コンクリート造の性能を実現する画期的な建築構法である。また、日本で初めて高強度・高精度・低コスト土木用資材である既製L型擁壁を建築構造に転用した取り組みが評価され、「中小企業産学官連携研究開発事業」(財団法人北九州産業学術推進機構)の採択を受け(08、09年)実用開発を成功させている。
 詳細な構造はこうだ。高剛性の鉄筋コンクリート壁柱(柱兼耐震壁)によって遮音性に優れていることはもちろん、建築基準法の1.25倍~1.5倍の耐震性を備えている。使用する構造部材すべてが不燃材のため、耐火建築化が容易となった。Pca+S構法のそれぞれの優位性そのため、火災保険料は木造の3分の1程度となる。また、高品質のため、長期にわたり維持費の低減が可能である。さらに、靭性(粘り強さ)に優れる鉄骨梁により内部を無柱空間とすることでフリーな間取りが可能となり、改築性の容易性を高めた。そのうえ、最短工期が60日と大幅な工期短縮とローコスト化が図られたうえ、環境面では二酸化炭素を削減し、廃棄物発生も抑制できる。別表の通り、特徴ある構法にともない、そのほかにも様々な優位性を持つ「アエテルノハウス」は、一般住宅だけにとどまらず、さらなる展開を図っている。

(つづく)

【新田 祐介】

<プロフィール>
加藤 史衛(かとうふみえ)加藤 史衛(かとうふみえ)
1969年生まれ、91年国立八代工業高等専門学校土木建築工学科卒業、建築設計事務所勤務を経て02年ArchiAlliance加藤設計事務所を創業。08年㈱加藤建築事務所を設立。

COMPANY INFORMATION
(株)加藤建築事務所
代 表:加藤 史衛
所在地:北九州市小倉北区大手町10-50-203
設 立:2008年7月
URL:http://aeterno.jp

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