ネットアイビーニュース

  • ネットアイビーニュース倒産情報ニュース

  • 健康情報ニュース

  • 建設業界ニュース

  • 住宅情報ナビ

  • 流通業界ニュース

  • スペシャリスト(専門家)企業経営ネット

メールでの問い合わせ


街づくり企業

避難民1万人・仮設132戸を想定した公園~東京・二子玉川

2011年9月 7日 12:10

 3月11日に発生した「東日本大震災」。現在も復興に向けての計画が進められているが、そうしたなかで、四国・中国地方を縦断した台風12号による豪雨で、和歌山、奈良などで大きな被害となり、死者は全国で40人を超える災害となった。両方を同じ物差しでは測れないが、またしても自然災害の猛威を見せつけられた形だ。東京都世田谷区では、こうした自然災害に対し、今年(2011年)3月にオープンした二子玉川ライズの東側で計画している「区立二子玉川公園」(仮称)では、マンホールトイレやかまどベンチの設置数を増加し、応急仮設住宅132戸の建設を想定している設計段階で震災時の利用を考慮した公園は珍しく、同区でも初めての取り組みとなる。

 同計画では、自然災害などが発生した直後に、避難や集合場所として1万人を収容するスペースとして、エントランス広場や子ども広場、草広場が利用される。もともと、隣接する多摩川河川敷は、広域避難場所に指定されているが、河川敷のため下水道がなく、マンホールトイレが設置できない。災害時にトイレは大きな問題のひとつで、阪神淡路大震災時もこの問題がクローズアップされていた。そこで、マンホールトイレを通常の250人に1基だと、公園の収容人数1万人で40基となるところを河川敷に避難する分も含めて、60基に増やしている。このほか、震災対応の設備として、かまどベンチ6基や、太陽光と一部風力を併用した自然エネルギー照明15基なども設けられている。

 また、公園の北と南東の2カ所に分散して防災資材倉庫を配置するほか、延焼防止のため外周部に燃えにくい常緑樹を植栽する計画だ。
 さらに、災害発生から3週間目までは、避難場所として食料や水、物資の配給場所として機能するため、物資搬出入拠点の位置や、物資を搬入する大型車のルートを公園内に確保。3週間目以降は、仮設住宅の建設地として利用され、建設場所や建設資材の搬入ルートなどを想定して設計されている。仮設住宅の建設戸数は、132戸で、内訳は家族用100戸と単身用32戸となっている。

世田谷区立二子玉川公園の基本設計イメージ。二子玉川駅は右上。

【石崎 浩一郎】

<概要>
名 称:世田谷区立二子玉川公園(仮称)
所在地:東京都世田谷区上野毛2-28から玉川1-26
公園種別:地区公園
公園面積:約6.3ha(整備面積は約6.6ha。多摩川緑地0.3haを含む)
工事費:概算で約17億5,000万円
完成時期:2013年春一部開園、2015年春完成

ニュース一覧
| 2014年5月 9日 10:50
| 2014年4月 3日 07:00
| 2012年5月16日 14:08
| 2012年4月16日 10:27
| 2012年1月17日 14:00