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IHI・東芝などの「海流発電システム」がNEDO委託事業

2011年12月 5日 12:03

海流発電システム.jpg 独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が公募していた「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」に (株)IHI(本社:東京都江東区、釡和明社長)、(株)東芝(本社:東京都港区、佐々木則夫社長)、国立大学法人東京大学(新領域創成科学研究科、海洋技術環境学:高木健教授)、(株)三井物産戦略研究所(本社:東京都千代田区、小山修社長)の4団体連名で応募していた「海流発電システム」が、「次世代海洋エネルギー発電技術研究開発」の委託予定先に採択された。

 海洋における再生エネルギーを生み出す「海流発電システム」は、黒潮などの海流が年間を通じて沿岸付近を流れている日本にとって、この巨大なエネルギーを利用することで、自国の自然エネルギーを利用したクリーンな安定電源を新たに構築することができると期待されている。

 採択された事業は、海流エネルギーを有効に利用するため、水中浮体方式の海流発電システムの要素技術を開発するとともに、事業性評価などを実施して将来の海流発電の実用化を目指すもの。

 本発電方式の特長は以下の4つ。

1.昼夜や季節による流れの速さ・向きの変動が少ない安定した海洋エネルギーを、長期かつ連続的に利用でき、大きな発電電力量が期待できる。

2.発電装置を海底から係留し、海中に浮遊させることで、波浪の影響を受けずに安定した水深での運用が可能。船舶の航行にも支障がなく、設置が容易で、コスト競争力に優れる。

3.対向回転する双発式の水中タービンを採用するため、タービンの回転にともなう回転トルクを相殺でき、海中で安定した姿勢を保持し、効率的な発電が可能。

4.保守整備時には,タービンの向きと浮力を調整することで、必要に応じて海上に浮上させることができるため、メンテナンスや修理が容易。

【永上 隼人】
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