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清水建設が放射腺遮へいコンクリート開発

2012年4月 2日 15:49

0402_img.jpg 清水建設(株)(本社:東京都港区、宮本洋一社長)は、廃ブラウン管を利用した放射線遮へいコンクリートを開発した。地上波のデジタル化に伴い、アナログテレビ1,800万台、量にして23万トンもの廃ブラウン管の発生が予想されている。ブラウン管のガラスには放射線を遮へいするために鉛が最大25%含まれており、再利用や廃棄処分が難しいことから、リサイクル方法の確立が求められる。
 また、鉛を含有することから、このコンクリートを廃棄処理する際の鉛の毒性が問題になるが、同社によると製造時,使用時,廃棄時とライフサイクル全体にわたり管理していく必要があるものの、具体的な手法は検討中だという。

 鉛は原子番号が大きく、金や銀より安価であることから放射線の遮へいに用いられることも多い。新たな材料開発提案に取り組んでいた物質・材料研究機構と原子力研究バックエンド推進センターから、同社がアイデアの提供を受け、廃ブラウン管ガラスの破砕材(ガラスカレットという)をコンクリート骨材に再利用する技術開発に取り組んできたという。JIS試験法(K0058)に則った鉛溶出試験を実施し,溶出量が土壌汚染対策法の基準値(1L当たり0.01mg)以下になることを確認しているという。

 この放射線遮へいコンクリートは、建築基準法の制約から建築構造物への採用は想定されていないが、汚染土壌の貯蔵容器・貯蔵施設の放射腺遮へい壁への採用を見込んでいる。今後は震災復興、廃ブラウン管ガラスのリサイクルのためにもこの放射腺遮へいコンクリートの提案を行なっていくという。

【永上 隼人】

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・清水建設株式会社

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