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雨を貯めて雨水の流出を抑制しよう(5)~雨水の有効利用を自宅で実証

2012年6月12日 07:00
福岡大学工学部社会デザイン工学流域システム研究室
准教授 渡辺亮一氏
 ――やはり補助でしょうか。 0612_watanabe.jpg 渡辺 最初は補助ですね。本当はメリットになってくれたらいいけど、将来的には現在水道水をパイプで供給されていますが、30数年たったときにどこまで維持管理ができるかは微妙ですよね。そうすると自分の家で水を賄うことができれば、水道水なくても生活していきますので、自活できる家のほうが将来性はあるんじゃないですかね。福岡市くらいお金があって水道管のメンテナンスをずっとやっていけば心配ないかもしれませんが、ちょっと離なれた郊外に家を建てて水がこなくなったらどうすればいいのか。今は税金で全部水路は整備されていますが、将来安定的に供給されるかわかりません。ですからそういう意味でも家の下にタンクをもってもらうのが標準になればそれだけ水害を防ぐことができ、水利用もどんどん変わっていくと思います。 <将来の雨水普及への動き>  ―――家に一件一トンでも設置すれば変わってくるでしょうね。  渡辺 そうなんです。それを実際普及させようと思うと、屋根は水集める装置なので、近所の屋根を借りたりするビジネスもできないかなと思う。地域に何件か大きなタンクを持った家が建てば、屋根に降った雨を貯めておいて、それを共有で使う仕組みは非常に効果があると思います。周辺の一戸建住宅の家の雨水も集めて、その水を地域で共有して使っていく発想になるのも面白いと思う。それに太陽光発電を取り付けるのにセットでやればもっと面白いビジネスとなると考えてます。  太陽光パネルを設置できるよう屋根が南向きで太陽の角度にあわせて急な角度に設計してあります。また、お風呂のお湯に使えるよう配水管を通してはいるので、1年データを取ったら、次にやっていきます。雨水で顔を洗うのは怖いと言われますが、雨水には栄養分が入ってないので、菌はでてこないと思います。最後は飲み水にしようと思っているくらいです。16トンあれば水に困らないと思います。恐らく塩素が入った水道水を飲むよりはいいかもしれませんね。だから塩素殺菌じゃなくて紫外線殺菌をそこまでやるかですね。また防災にも使えるようにしたいですね。  ――そうですね。家1件1トンでも設置すれば変わってくると感じました。渡辺准教授は自ら出費され研究されている雨水ハウスの実証を楽しみにしております。
(了)
【石崎 浩一郎】

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