ネットアイビーニュース

  • ネットアイビーニュース倒産情報ニュース

  • 健康情報ニュース

  • 建設業界ニュース

  • 住宅情報ナビ

  • 流通業界ニュース

  • スペシャリスト(専門家)企業経営ネット

メールでの問い合わせ


街づくり企業

不動産開発への注力~JR九州(2)

2014年4月14日 08:30

九州旅客鉄道(株)(JR九州)

<成長が期待される不動産事業>
 現在、JR九州は「つくる2016」と題された中期経営計画を実行している。そのコンセプトは「安全とサービスを基盤として九州、日本、そしてアジアの元気をつくる!」である。それをどのように実行していくのか。

tetudou.jpg もちろん鉄道業は、丁寧に行なうということだろう。まず安全が挙げられているのは、そういった気持ちからだと読み取れる。ただし、鉄道業の伸長はそこまで期待されていないのだ。同中期経営計画によると、連結売上高で2011年の鉄道運輸収入1,400億円に対し、2016年の目標を「維持・向上」とし、具体的な数字を提示しないでいる。これは鉄道業の行く末を冷静に眺めた結果だろう。モータリゼーションが進み、都市の拡大、過疎化の進行など、人が鉄道で広域に動く必要性がより希薄になってきていることから、少なくとも「維持」、できれば「向上」という表現に至ったのだと思われる。

 では、企業として成長する目標はないのか?というと、そうではない。2011年から16年の間に1割超の成長を目指しているのである。鉄道運輸以外の事業で全体の売上の6割をカバーし、その分野での成長を20%させよう。そして連結全体としては10%超の成長を目指そう、という中期経営計画なのだ。その成長させたい事業のなかに、マンション事業も含まれている。

<「どの地域でも」ではない>
 1989(平成元)年から販売を開始したMJRシリーズ。MJR笹丘を皮切りに、これまでに72棟4,440戸を販売してきた。販売実績は九州エリアでトップクラス。開発エリアは九州全域となっている。

 全域といっても、かなり偏差があるようで、全棟数のなかの3分の2が福岡市、春日大野城新宮など近郊エリアまで入れたら8割強がそのエリアに収まることとなる。他県では鳥栖市に2棟、鹿児島市に6棟、長崎市に4棟、熊本、大分にそれぞれ1棟となっている。鹿児島、長崎、熊本、大分の開発については中期経営計画で力を入れて開発するエリアとして示されている。九州全域をくまなく開発していきたい考えがあるようだ。マンション事業はすでに柱の1つとしてJR九州のなかで確固たる位置を占めているのだが、それをより磨いていきたいということだ。

 福岡市内に関しては、どちらかというと天神・博多駅といった繁華街を少し外した場所、東区や早良区、西区、城南区、南区といった場所に多く展開しているように見受けられる。およそすべての物件が何らかの駅から徒歩圏内にあることは傾向として言えることではあるが、それはJRの駅に限ったことではないようだ。地下鉄や西鉄天神大牟田線などの駅の近隣場所も多く開発している。戸数に関してもまちまちで、200戸を超える大型物件もあれば、十数戸といった比較的小規模なものまで幅広く展開している。仕入れた土地によって柔軟に対応しているようだ。

(つづく)
【柳 茂嘉】

≪ (1) | (3) ≫

<COMPANY INFORMATION>
九州旅客鉄道(株)(JR九州)
代 表:唐池 恒二
所在地:福岡市博多区博多駅前3-25-21
設 立:1987年4月
資本金:160億円

ニュース一覧
| 2014年5月 9日 10:50
| 2014年4月 3日 07:00
| 2012年5月16日 14:08
| 2012年4月16日 10:27
| 2012年1月17日 14:00