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街づくり企業

不動産開発への注力~JR九州(3)

2014年4月15日 07:00

九州旅客鉄道(株)(JR九州)

<工夫を重ねてブランド力を高める>
 「MJRは品質が高い」
 「高級なイメージがある」
 こう言った声が多く聞かれるのが、JR九州が手掛けるMJRシリーズの特徴と言える。しかしながら、実際はそのイメージと少しばかり開きがあるように思われる。近隣マンションと比較してみると、飛びぬけて高い、というわけではないのだ。だいたい相場通りのイメージとなっている。

 現在売り出し中のMJR大野城瑞穂町のケースを例にとると、販売価格帯は高めの印象を受ける。しかし、単位面積当たりの価格ということになると、だいたい相場通りの範囲内と言えるのだ。加えて、同物件に関して言えることだが、共用部分を非常に充実させた設計をとっている。雨の日でも乗り降りできるように屋根がつけられた車がまわりこめるエントランス、ちょっとしたミーティングなどにも使えそうなラウンジスペースなどが用意されているのである。それを含めて考えると、割高というわけではない。むしろ、同価格帯でありながら設備が充実していると言える。MJRシリーズは高級路線を貫いているわけではない、ということが言えそうだ。

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 では、なぜこういったイメージが定着したのか。1つは、値段の割につくりが良いことだろう。このマンションを訪れたときに、「高級そうだ」という印象を持つ、もしくは持たせるような設備や間取り、部材を取り入れている。また、デザインも他と一線を画している。他とは違い、MJRマンションのシリーズは、たとえば外壁が真白くつくられていたり、ベランダの壁が強化すりガラスでつくられていたりと、自己主張がある。ほんの少しだけだが、他とは違う印象を受けるのである。

 加えてJRブランドも後押ししている。地域最大の鉄道運輸会社がつくるマンションならば、将来への不安を軽減することができるだろうし、欠陥のあるものはつくらないだろうという安心感も生まれる。そういった幾重にも張られた工夫とイメージづくりが、ブランド力を育んでいったのではなかろうか。

<チャレンジから派生させる?>
 なぜ、同一価格帯でありながら、他よりも差をつけることができるのか。それはおそらく、販売実績からの逆算があるのではなかろうか。

 たとえば、例示しているMJR大野城瑞穂町に関してだが、すぐ近隣、徒歩3分ほどの圏内に2棟、既存のMJRのマンションがある。固め打ちするかのごとく、である。この販売実績から、同エリアに求められているもの、他物件との優位性の比較などが徹底的になされているのではなかろうか。チャレンジケースで1棟目をつくり、順調に販売がなされたならば、それ以降、その近辺で同エリアに適したマンションの提案を磨き上げていく戦略があるように感じられる。そう考えると、福岡都市圏であっても満遍なくマンション展開しているのではない、という理由が理解できそうだ。

 そこから導いてみると、現在、熊本や大分はまだ1棟しかできていないが、この経験を活かして次々と広げていく戦術が裏にあるように思われる。

(つづく)
【柳 茂嘉】

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<COMPANY INFORMATION>
九州旅客鉄道(株)(JR九州)
代 表:唐池 恒二
所在地:福岡市博多区博多駅前3-25-21
設 立:1987年4月
資本金:160億円

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