ネットアイビーニュース

  • ネットアイビーニュース倒産情報ニュース

  • 健康情報ニュース

  • 建設業界ニュース

  • 住宅情報ナビ

  • 流通業界ニュース

  • スペシャリスト(専門家)企業経営ネット

メールでの問い合わせ


街づくり企業

転換期迎える不動産事業~西鉄(1)

2014年4月11日 16:41

西日本鉄道(株)

 西日本鉄道(株)は鉄道・バス事業に絡ませて不動産事業を展開してきた。この不動産事業は連結ベースで鉄道事業の売上高の約2倍となっており、同社事業の大きな柱である。そのなかでリノベーションマンションの販売戸数が増加したことで、2013年3月期の同事業の売上高は上伸、市況の活性化でどのような展開を見せるのか注目される。

<長い歴史を持つ不動産事業、鉄道・バス事業との連携は固く>
nishitetsu_sumai 西日本鉄道(株)の不動産事業に関しての歴史は古く、前身業者の1つであり路面電車を運営していた福博電気軌道が1911(明治44)年に福岡市内で住宅事業を手がけたのが最初と言われている。その後は関連会社に引き継がれ、さまざまな不動産事業が運営されてきた経緯を持つ。

 軌道本体、軌道を布設維持するための敷地や路線バスの駐車場など、本業の運輸業と切っても切れないのがやはり不動産事業である。そのノウハウは活かされているようで、同社は過去に大規模な団地を造成して路線バスを走らせ、また、電車駅をつくり電車への集客を促進するなど、運輸事業との連携で事業の活性化を図ってきた。これは同社ならではの事業展開で、素人目で見ても非常にわかりやすい展開だったと言えよう。このような連携事業は、過去に例があった。同社は言わずと知れた球団「西鉄ライオンズ」を保有していた経緯があり、平和台球場まで鉄道・バスを大いに活用したのだ。その手法は、同社が得意とする大型の物件開発に引き継がれたとも言え、連携事業の強化は同社の代名詞そのものとも言えたのではないだろうか。

<微増の業績となった不動産事業>
 現在、同社をはじめ不動産事業を手がけているのは、(株)福岡交通センター、西鉄ビルマネージメント(株)、西鉄不動産(株)、(株)スピナ、九重交通開発(株)、西鉄ケアサービス(株)である。各業者の詳細は【資料1】を参照していただきたい。

不動産事業関連業者

 不動産事業全体の売上高は、連結ベース548億8,300万円。詳細は不動産賃貸事業の売上高272億8,400万円、不動産分譲事業の売上高は201億1,100万円である。これに、その他の不動産事業の売上高が99億3,900万円計上されており、部門間の相殺での打ち消し分を加えて548億3,000万円となる。これに対して、バス事業の連結ベースでの売上高616億5,800万円であり、本業と言われる事業に迫る規模を持つ。

 業績も好調で、賃貸事業では同社が関東圏において初めてのオフィスビルとなる西鉄日本橋ビル(東京都中央区)を12年6月に竣工。敷地面積894m2・延床面積6,816m2の地上8階・地下1階の鉄筋コンクリート造で、オフィス内に柱がない「外周フラットコラム工法」を採用した構造を持つビルである。利便性も良くJR「東京駅」および東京メトロ銀座・東西線「日本橋駅」から徒歩3分の位置にある。このビルの開業での増収もあり、2.3%増の増加。また、分譲事業では「ブライトパーク・サンリヤン地行」(福岡市中央区)や「マークスシティ ザ大江」(熊本市)などのマンション販売が好調で11.6%の伸び率であった。
 全体で見ると、前期比5.4%増の548億3,000円、営業利益は同比5.1%増の98億5,200万円と好調に推移している(いずれも13年3月期)。

(つづく)
【道山 憲一】

| (2) ≫

<COMPANY INFORMATION>
西日本鉄道(株)
代 表:倉富 純男
所在地:福岡市中央区天神1-11-17
設 立:1908年12月
資本金:261億5,729万円
売上高:(13/3連結)3,383億円

ニュース一覧
| 2014年5月 9日 10:50
| 2014年4月 3日 07:00
| 2012年5月16日 14:08
| 2012年4月16日 10:27
| 2012年1月17日 14:00